iPhone国内発売で気になる…

WWDCでのiPhone 3Gの発表、7月11日に発売とやっと奴が日本で使えるようになる事は嬉しいが不満に思う点もある。搭載プロファイルを公開していないのはなぜなんだろう。プロファイルを言うのは「それ用に決めた約束事」の事でHSP(ヘッドセットプロファイル)に対応している機器同志だと携帯のハンズフリー機能が使えるようになるという事で、それによってヘッドセットに通話ボタンとかを配置する事ができるようになる。
ハンズフリープロファイルが搭載されているのはわかるが音楽再生用のプロファイルが搭載されているのかどうかと言うとどうやら搭載していないらしい。つまりBluetoothコードレスヘッドホンを使っての音楽鑑賞は不可能という事だ。カーオーディオのBluetoothを使うにしても音楽を聴くためにiPodコネクタで有線接続をしてハンズフリー通話はBluetoothで無線通信という半線半無な微妙に脱力系な接続になってしまう。
何らかの意図があるんだろうけれど、対応プロファイルの公開位はしてくれないとBluetoothという規格自体の意味が薄れてしまう。
iPod Touch、8GのiPhoneが199ドル(2100〜2200円)になれば電話の無いiPhoneであるiPod Touch の8Gモデルが36800円である事の意味が問われる。そして、iPod TouchiPhoneと同じ値段になればiPod nanoよりも安くなってしまう事になる。iPodの値段がどう変わるのかiPhoneの発売でiPod Touchはどうなるのか?
機能についてはiPhoneに搭載されたOSであるOS X(Mac OS Xではないらしい)の中でどうにでもできるのだと思うけれどAppleからBluetoothヘッドホンが出ていない以上、音楽プロファイルは不要と判断しているのだろう。
Appleは「ユーザーに使いやすくする為」に信じがたい努力とアイディアを実現していると同時に「あとチョットで届く痒いところ」をバッサリと切り捨てるのも得意。
WWDCMac OS XからなんでMacを抜いてOS Xをおおっぴらにしていたのかはわからないけれど、どうせならATXOS Xマザーボードを発売してくれないかしら。Intel DP35DPM for OS Xとか出たら速攻で買うんだけどねぇ。